メンテナンス必須!スクーターのVベルトとウエイトローラーの寿命と交換方法
関係各位ご安全に!!
Pon-chのPonです。
今回は、タイトルにあるように、スクーターの駆動系メンテナンスです。
『なにそれ?』って思えるかも知れません。
スクーターを快適に乗り続ける為にも必須のメンテナスです。
その必要についてお話しますね。
ミッション付きバイク(シフトチェンジをするバイク)とは違って、
スクーターはエンジンの力をタイヤに伝えるのに金属のチェーンではなく、
ゴム製のベルトを使っています。(ゴムと言ってもかなり強いです!!)
このベルトは常に力がかかっているため、金属のチェーンとは違い、
いずれ擦り減って切れてしまいます。
その切れるタイミングがオートバイ屋さんの近くならいいですが、
人気のない田舎道や真夜中の街灯のない道で切れたら大変です。
またVベルト同様にウエイトローラーも擦り減ってしまうと、
加速や燃費などの走りに大きく影響しますので、
こちらもメンテナスが必要に成ります。
でも逆に言えば、そこをちゃんとメンテナンスしていれば安心して乗れるということです。
「整備に自信がないなぁ~」とか「工賃が高いなぁ~」って思っている方、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
Vベルト ウエイトローラー 交換のタイミングサインは?
ウエイトローラーが摩耗するとどんな症状が出るか、気になりますよね?
・坂が上らない
・燃費が悪くなる
・滑る感じがする
・加速が悪くなる
こんな症状が出てきます。
たとえば、いつもなら50kmで上っていた坂が40kmくらいまでスピードが落ちちゃったり。
お財布には痛いですが、燃費が悪くなって『なんだか燃料メーターの減りが早いなぁ』と感じたり。
さらに、加速が鈍くなったり、
滑るような感じがして前に進まない感じがすることもあります。
Vベルトの場合は、症状があまり出ないので、
突然切れて走れなくなることが多いです。
そうならないためにも、メーカーでは3万キロを目安に交換をお勧めします。
ちなみに、純正のベルトは3万キロでもすぐに切れることはないですが、
社外品のベルト(強〇ベルトなど)は3万キロ走る前に切れることがあるんです。
これは社外品が悪いわけではなく、
その分加速性能が純正よりも良いんですが、耐久性が犠牲になっているためです。
Vベルト ウエイトローラーの交換方法は?
それでは実際に画像を使って解説していきますね。
まずは用意する物は新品のVベルト、ウエイトローラー、
ユニバーサルホルダー、ウエイトローラーグリス、工具セットに成ります。
まずはクランクケースを外します、車種によって違いますがヤマハトリートの場合は比較的に外しやすいです。
クランクケースを外すと前側にプーリー、後ろ側にクラッチがあり、前側のプーリーを外します。
この時使うのがユニバーサルホルダーです。
このフォルダーを中央付近に有る溝に嵌めて回らない様にしてから中央のナットを外します。
コツとしてはセンタースタンドにユニバーサルホルダーを引っかけて固定するとやり易です。
外す時にナットやシム(金属のワッシャー)ピン(金属の筒)など、
止めている順番は必ず覚えておいて下さい。
不安ならスマホの画像に残すなどを行って下さい。外すと画像の様にカバーが出てきます。
カバーの横に樹脂パーツのスライダーが付いているので、
もしこれも削れているので有れば交換が必要に成ります。
カバーを外すとウエイトローラーが出てきます。
ウエイトローラーが削れて上手く転がらない状態です。
ここまで削れると流石に走行に影響が出ますので交換します。
新品を組むにはプーリーの中をパーツクリーナーで
洗浄してウエイトローラーグリスをローラーに付けて外した逆に組んでいきます。
またウエイトローラーによっては入れる方向が有りますので注意して下さい。
今回使用のデイトナ製は方向に指定が無いのでどちらの方向でも組めます。
次にVベルトを交換していきます。
画像に有る様に手前が3万キロ走行したベルト、奥が新品のベルトに成ります。
画像では分かりにくいかも知れませんが古い方には細かい割れが発生したり、
削れている状態なので交換するのが無難です。
あとは外した逆順で組んでいきます。
そこで注意しなければいけないのが画像で印してある部分を、
取り付ける際にVベルトが噛まない様に組んで下さい。
でないとナットを締めた時にベルト分の厚みで隙間が出来て、
走行中に緩む事が有りますので注意して下さい。
ウエイトローラー の最適な重さは?
ウエイトローラーは重さによって加速と最高速が変わります。
軽くすると加速性能はアップしますが、
最高速が落ちてエンジン回転が高くなるので燃費が悪くなります。
逆に重くすると最高速は上がりますが、出だしの加速が遅くなります。
特に信号の多い街中を走る機会が多いなら、
最高速より加速重視で純正より1~2g軽くするのが良いでしょう。
やり過ぎると乗りにくいので注意して下さいね。
まとめ
スクーターに乗っている以上、
オイル交換と同じくらい大事なのが、Vベルトやウエイトローラーなどの駆動系の交換です。
車よりも頻繁に必要なので、ついつい忘れがちですが、
全くメンテナンスをしていないと突然走れなくなることがあります。
私も田舎に住んでいて、最寄りのオートバイ屋さんまで距離があるので、
自分でできるメンテナンスは自分でやっています。
でも、自信がない方はオートバイ屋さんに持ち込んでも全然問題ありません。
「駆動系のメンテナンスも大事なんだなぁ」と思えて行ってくれれば幸いです。
とういう事で今回はここまで、今回も『役にたったわ~!!』
または『Ponの性根も交換したろかぁ~』って
思えた方はブログ登録とバイクランキングのクリックをお願い致します。
それではまた、関係各位ご安全に~!!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません